測定してみました【2】江東区・小名木川の水

こんにちは、アーバン住衛生サービスです。
当店のメニューに「ATP細菌検査」というサービスがございます。本日はこの検査に使用している道具類を使用して身の廻りの ”気になるもの” の細菌量を測定してみたいと思います。
今回は ”江東区・小名木川の水” です。
さて、取り掛かりましょう!

今回の小名木川、「川」と付いていますが人口河川です。
西は中央区との境となる隅田川から東は江戸川区との境となる旧中川を結びます。ウイキペディアによれば1590年頃徳川家康が現在の千葉県行徳から塩を江戸城に運搬するためのショートカットとして開削を命じた運河だそうです。(運河マニア?にとっては見所の多いこの小名木川については改めて当ブログで取り上げる予定です)

 

安全性を考慮して西深川橋のたもとで採取を行いました。

 

もともと淀んでいる場所ですが、前夜の雨もあってか浮遊物が多かったです・・・
作業時に使う滅菌容器ではさすがにすくうことは出来ないので細工したペットボトルにて。

 

水を付着させ試薬管にセット後、測定を行います。
 → 
果たして・・・

 


3,444 RLUでした。

もちろん、お風呂のお湯の数値であれば大変な数値ですが、この場合細菌の数というよりは微生物の数ということになるのでしょうか。小名木川では釣りを楽しんでる方もいらっしゃるので魚のエサとなる微生物も多く含まれていますね。

私はまだこのような数字を実際のおいだき配管の洗浄現場で見たことはありませんが、親しくさせていただいている同業の方はこれを超える数値を経験されているそうです・・・(かなり特殊な例だとは思います)

さて、次回は何を測りましょうか・・・

 

(この測定器では細菌の種類までは特定できません。浴槽の水の ”ATP測定値とレジオネラ属菌の検出率の調査” などを基に当店基準を設けています)