お湯張り口に繊維が詰まってしまう理由とは?・・・追いだき配管の除菌洗浄とATP細菌検査【東京都江東区 / マンション 】
こんにちは、アーバン住衛生サービスです。
本日は、江東区の築16年のマンションの追いだき配管の洗浄事例をご紹介します。ご依頼主は3人家族でいらっしゃいます。
- 築16年、3人家族(新築時よりご入居)
- ガス給湯器(数年前に交換済 / 自動配管洗浄機能付)
- 通年毎日お湯をためてご利用
- 追いだきは都度ご利用
- 市販の配管洗浄剤は使用したことがない
- 入浴剤は使用していない
- 以前より追いだき配管の汚れが気になっていた
さて取り掛かりましょう!
以前から追いだき配管の汚れが気になっていたというご依頼主、当店のご案内をご覧になりご用命いただきました。
今回はATP細菌検査のご依頼もあり、ご依頼主立会いのもと洗浄前のお湯の細菌測定を行います。
結果は 223 RLU で、当店基準としては 80 RLU 以上の「危険ゾーン」に入ります。
作業に必要な一定量のお湯を張り、状態を確認しながら作業の準備を行います。
少量の浮遊物を確認しましたが、匂いは気になりません。
浴室に持ち込む洗浄道具です。
お湯張り口廻りのパーツを外し、丁寧に手洗いにて洗浄を行います。
給湯器は交換されていますが、アダプター類は従前のものをそのまま使用されている様子です。
ご家庭でも取り外し可能なカバーです。
フィルターには目詰まりもなく、水アカの付着程度でした。
➡
➡
金属部分の水アカはクリームで磨き落としています。
➡
循環アダプターです。
おもて面は吸込み口(黒い丸の部分)に汚れが集中しがちですが概ね綺麗でした。
➡
裏側の穴からはみ出しているこの物体、今回のタイトルにある「繊維」に汚れがまとわりついています。
➡
分解した内部にも。
➡
至る所に繊維の塊が。
➡
一転、受け口にほんの少量の汚れだけです。
➡
各々キレイになりました。
このように循環アダプターに繊維の塊が溜まっている場合の原因として「浴室乾燥機」が考えられるのですが今回もどうやらその様子です。浴室乾燥機を使用した際に湯船に落ちた繊維がお湯と共に循環しアダプターに蓄積された、ということになりますね。
今回のように繊維の塊が出来てしまうと、それを土台に汚れが溜まる一方になる可能性が高いので注意が必要です。浴室乾燥機を使用した後に、落ちた繊維を湯船に入れない工夫が必要ですね・・・
そして、肝心の追いだき配管の除菌・洗浄をじっくり時間をかけて行います。
2種類の洗浄剤を用いながら作業を行っていくと、徐々に汚れがかき出されてきます。
しっかり排出完了です。
お客様の立会いのもと計測した、気になる洗浄後の結果は・・・・
9 RLU でした。
25 RLU未満の「安全ゾーン」です、今回も綺麗なお湯になりました。
ご依頼主にはとても喜んでいただきました。こちらとしても嬉しい限りです。
片付けを完了し、作業終了となります。全行程約2時間半ほどかかりました。
毎日の疲れを癒すお風呂のお湯を安全・清潔にするべく頑張ってまいります!
当ブログの作業事例は全て、お客さまのご了承を得て掲載をしております。 お客さまの許可なく掲載すること、作業時の撮影などは一切行いません。 |