築6年、お湯に混じる黒い粒は劣化したゴムです・・・追いだき配管の除菌洗浄【東京都中央区 】
こんにちは、アーバン住衛生サービスです。当店は現在、緊急事態宣言に伴い営業を自粛しております(4/9〜5/6)。
お客様に掲載許可をいただきながらも紹介できていない事例が多数ございますので、順次公開させていただいています。洗浄をご検討中の方の参考になれば幸いです。
本日は中央区の築6年のマンションの風呂釜(追いだき配管)の洗浄事例をご紹介します。ご依頼主は4人家族でいらっしゃいます。(2019年2月実施)
- 築6年、4人家族(新築時より)
- ガス給湯器(自動配管洗浄機能付)
- 通年毎日お湯をためてご利用
- 追いだきは都度ご利用
- 市販の配管洗浄剤を何回か使用したことがある
- 入浴剤はほぼ毎日使用している
- 小さな黒い粒がお湯に混じっている時がある
さて取り掛かりましょう!
湯船にお湯を張る際に小さな黒い粒が出てくる場合があり、気になっているというご依頼主です。
作業に必要な一定量のお湯を張り、状態を確認しながら作業の準備を行います。
ごく小さい黒い粒が確かに確認できました。決して多くはありませんが、劣化したゴムパッキンの粒で間違いなさそうです。
お湯張り口廻りのパーツを外し、丁寧に手洗いにて洗浄を行います。
ご家庭でも取り外し可能なカバーです。
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こちらは内側。
微量の汚れ程度ですね。
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循環アダプター、こちらは吸い込み口にピンクがかった汚れが。
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裏側の吐き出し口にも同様のピンクの汚れが。
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「ピンクカビ」と呼ばれたりするこの汚れ、実はカビではありません。
「ロドトルラ」なる酵母菌の一種でカビではないのですが、黒カビを発生させる要因となりますので、どのみち良いものではありません。
受け口にも少量の湯アカが付着しています。
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全て綺麗になりました。
肝心の追いだき配管の除菌・洗浄をじっくり時間をかけて行います。
しっかり排出を終えました。
配管内のゴム粒は築年が経過するごとに、たまった汚れをどんどん黒く着色(?)していきますが、築6年ですとそこまではなっていないようです。
ゴムパッキンが劣化する原因としては、やはり入浴剤や風呂水洗浄剤の利用が考えられるのですが、入浴剤を多用しているご家庭で必ず起きている現象でもないんです・・・。やはり相性などがありそうなのとゴムパッキン自体の個体差も考えられますね。
排水すると、底に沈んでいたゴム粒(の一部)が確認できます。
ゴム粒が大量に配管内にある場合、当洗浄が及ぶ範囲の外までゴムが入り込んでいる場合があると考えられます(私見です)。この場合、追いだき配管内をいくら時間をかけて濯(すす) いでも取り切ることはできません。日々の「新しいお湯」を張る際の圧力で排出していただくことになってしまいます。当店では必ず事情を説明し「しばらくの間、お湯張り時にゴム粒が混じる場合があります」とお伝えしています。
テスト湯張りを行い、湯質と給湯器の正常作動を確認し、作業場所廻りを綺麗に片付けて作業完了です。ありがとうございました!
(テスト湯張りのお湯はそのままご入浴いただけるお湯となっています)
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